iPhone 12は2020年10月に発売された人気機種で、2025年現在でも十分な性能を備えています。
しかし、将来的なサポート期間や買い替えの目安を知っておくことは重要です。
この記事では、iPhone 12の使用可能期間について詳しく解説します。
iPhone12いつまで使える?ソフト面とハード面で検討
ソフト面ではいつまで使える
iPhone12のiOSサポートはいつまで?
Appleは一般的に、iPhoneに対して5~6年間のiOSアップデートを提供しています。
過去のモデルを基に予測すると、iPhone 12は2026年〜2027年までiOSのサポートを受けられる可能性が高いです。
具体的には、2026年9月頃にリリースされるiOS 19まで対応する見込みです。
セキュリティアップデートの見通し
iOSの主要アップデートが終了した後も、セキュリティアップデートは3~4年程度継続されるのが一般的です。
iPhone 6sはiOSアップデート終了後も約4年間セキュリティアップデートが提供されました。
そのため、iPhone 12も2030年頃までセキュリティ更新を受けられる可能性があります。
アプリの対応状況
アプリによって対応OSの要件は異なります。
例えば、
- LINE:iOS 16.0以降対応
- Netflix:iOS 17.0以降対応
- YouTube:iOS 15.0以降対応
iPhone 12は現時点でこれらの要件を満たしていますが、将来的には一部のアプリが動作しなくなる可能性があります。
特に銀行アプリや決済アプリはセキュリティ上、最新のiOS対応が求められるため、注意が必要です。
ハード面では、いつまで使える
バッテリーの劣化と交換目安
iPhoneのバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、充放電約500回で最大容量が80%前後に低下すると言われています。
一般的に、
- 1日1回フル充電 → 約2年半~3年で劣化
- 1日2回フル充電 → 約1年半~2年で劣化
バッテリーの最大容量が80%を下回ると、
- 動作が重くなる
- 充電の持ちが極端に悪くなる
- 突然シャットダウンする といった症状が現れるため、交換を検討するのが良いでしょう。
ビンテージ製品とオブソリート製品の違い
Appleは、製造終了から5年経過すると「ビンテージ製品」、7年経過すると「オブソリート製品」と分類し、サポートを縮小していきます。
- 2028年頃:ビンテージ製品 → 修理サポートが限定的になる
- 2030年頃:オブソリート製品 → 公式修理が完全終了
このため、長期間使用を考えている場合は、修理できるうちにバッテリー交換などのメンテナンスを行うのが重要です。
iPhone12いつまで使える?代わりのiPhoneを確保するには?
iPhoneの買い替えのタイミング
バッテリーの劣化が気になってきたとき
最大容量が80%を下回った場合、使用に支障が出るため、バッテリー交換または買い替えを検討しましょう。
最新iOSに対応しなくなったとき
2026年9月頃にiOS 19がリリースされた際、iPhone 12のサポートが終了する可能性があります。
最新機能を活用したい場合は、このタイミングで買い替えを検討すると良いでしょう。
アプリが対応しなくなったとき
特に金融系や業務系アプリが動作しなくなった場合、セキュリティ上の問題が生じるため、早めに買い替えを検討すべきです。
修理できなくなったとき
2028年頃にビンテージ製品になると、修理対応が難しくなります。
故障した際に修理費用が高額になる可能性があるため、この時期も買い替えの検討ポイントとなります。
使い続けるための対策
- バッテリー健康度を定期的にチェックする
- 設定 → バッテリー → バッテリーの状態 で確認可能
- iOSを最新の状態に保つ
- セキュリティリスクを減らし、パフォーマンスを最適化
- ストレージ管理を適切に行う
- 不要なアプリやデータを削除し、動作の負荷を軽減
- 修理やバッテリー交換を早めに行う
- 劣化したまま使い続けると他の部品にも負担がかかる
いま中古のiPhone 12を買うのはあり?
メリット
- 性能が十分(A14 Bionic搭載で現役レベル)
- 5G対応で高速通信可能
- 新品より安価に入手可能
デメリット
- バッテリー劣化の可能性がある(購入時に確認が必要)
- 今後のiOSサポート期間が短い(2026年頃に終了の可能性)
- 保証期間が終了している可能性がある
中古で購入する場合は、バッテリー状態が良好なものを選び、信頼できる販売店で購入することが重要です。
まとめ:iPhone 12はいつまで使える?
iPhone 12は、
- iOSサポートは2026年9月頃まで
- セキュリティアップデートは2030年頃まで継続の可能性
- バッテリー交換や適切なメンテナンスを行えば長く使用可能
- 2028年以降は修理が難しくなるため注意が必要
性能的にはまだまだ現役ですが、長期間使うためには適切なメンテナンスが欠かせません。
最新機能や長期的なサポートを求める場合は、買い替えを検討するのも良い選択です。